雨漏り補修⑤瓦を支える瓦桟
防水のルーフィングを敷いたあとは、瓦を引っ掛ける瓦桟という木材を留めつけます。(↓の木材です)
瓦桟は下地の垂木がある位置で固定しますが、ルーフィングが敷いてあると位置がわからないので、まずは位置出し(墨出し)から始めていきます。
墨壺(すみつぼ)という道具を使います。
スポンジ部分に墨汁を染み込ませ
墨汁をつけた意図をはじき、印をつけます。
以前、床組の工事でも使っていました。
私が下手すぎて、本来1本だけの線がたくさんついたり
数人がかりで頑張ったりした、直線を出すことの出来る大工さん必須アイテムです。
しっかり印をつけきれないところは鉛筆も使い
ルーフィングの上に瓦桟を留める位置に印をつけました。
今の製材されたものと違い、昔は曲がりもある木を使って家を作っていたので、位置が等間隔でないのが難しいところ。
必要な長さに木材をカットして
留めていきます。
新しく取り付ける瓦桟(左)と元の瓦桟(右)
今手に入る材料は大きさが違うのですが、これも補修の難しいところ。
大工さんに確認して、瓦の下地であれば問題ない範囲ということだったので、きっちり大きさを合わせる加工の手間は省いて設置していきます。
今回はインパクトドライバを使用し、ビスで留めしました。
エアー釘打ち機で留めるのもOKです。
瓦を載せる準備が整ってきました。
養生をするのもあと少し。
ブルーシートはとっても滑りやすいので、使うときはご注意を!!