片づけ実録⑤手放すまでが「捨てる」作業です
前回までで、ゴミ袋15袋、段ボール6箱分のモノを捨てる事ができましたが、この「捨てる」という作業で一番大事なところが「手放す」です。
いくらゴミ袋やダンボールにまとめても、部屋においておくとうっかり敗者復活させてしまうことがあるからです。
実際、捨てるつもりの衣類を、直前で思いとどまって復活させたことがありました。
手放すまでが「捨てる」作業
このために気をつけたいこと3点をご紹介します。
①ちゃんと納得した上で捨てる
②捨てるものは家族に見せない&あげない
③手放すところまでを一気に行う
①ちゃんと納得した上で捨てる
以前片づけをして大量の衣類や小物をリサイクルショップへ持って行ったのですが、「最後の最後で手放すのをためらって手元に残した」「買い取り(引き取り)をしてもらえずに手元に戻ってきたものを捨てられなかった」ということがありました。
なぜこんなことが起きたかというと、捨てる基準が「最近使っていないこと」で、ざざーっと分類作業をしていたことです。そう、感謝を伝えてお別れするという儀式をしていなかったのです。なんでそんなことを、と思われる方もいると思うのですが、この儀式がなかったために勢いで捨てる決心をしていたものは思いがけず手元に残ったことでまた捨てられないものになってしまったのです。
ちなみに、手放す直前でためらって手元に残したものは、その後一度着たのですがやはりしっくりこなくて今回手放しました。
手間だなと思われるかもしれませんが、「ありがとう〜さようなら」を伝えることは大事です。
②捨てるものは家族に見せない&あげない
自分自身できちんとお別れをすることができたら、その決心が揺らがないようにすることが一番です。
家族に買ってもらったものを手放すなど、なんだか後ろめたい気がしてしまう、まだ使えるのにもったいないと思い他の家族にあげてしまうのは良くないです。多分、捨てる自分と同じように「もったいない」と思うでしょう。でも、自分で納得して役目を終えたものは手放して大丈夫です。事前に他の家族が欲しいと言っているも以外は思い切って捨てるのがいいと思います。
そのためにも、捨てるものは家族に見せず、自分で責任をもって処分しましょう。
③手放すところまでを一気に行う
片づけを行うと、当然大量の捨てるものが出てきます。ゴミ出しの日に全て出せればいいのですが、母に「そんな大量のゴミ、一日で出したら迷惑になるからやめて」と言われてしまいました。(引越し時など大量にゴミが出るときは一般収集にならないこともあるので、ごもっともなのですが)
とはいえ、部屋に置いておく場所も限られているし、置いておくだけで「中身をもう一度見たくなり」→「袋の中身をあさって」→「うっかり敗者復活させる」という事態にもなりかねません。
特に私は年に数回しか帰らない実家の片付けだったので、一日でゴミ出しをすることがNGだと、捨てるものを家族に見られてしまったり、敗者復活が起きるリスクがものすごく高まってもしまうのです。
そこで、今回は市のゴミ処理センターを活用しました。
車に載せて、処理センターへ。私が持ち込んだところは「可燃ごみは処分無料」でしたが、市町によっては有料となる場合もあるので、受入条件などを確認して持ち込むのがいいと思います。
絶対に敗者復活させない様きちんとお別れができていれば、普段のゴミ回収で少しずつ出すのもいいと思いますが、他のリスク(自分以外の要因)を考えると有料でも一気に捨てる選択肢もありだと思います。
さて、ここまで捨てることの重要性を書いてきましたが、「メリットが有るとしても捨てるのはやっぱりしのびない」という気持ちは痛いほどわかります。
まさしく捨てられないなと思った私の 手放し手段をご紹介します。
古着買い取り:キングファミリー
古着のリサイクルショップなら古着買取強化中のキングファミリー!
関東地方以南になりますが、広く店舗展開している古着のリサイクルショップです。こちらを利用させてもらっているのは「どんな服でも買い取ってくれるから」です。一部下着など不可のものもあるのですが、基本的に買い取りしてくれます。古着のリサイクルショップでは買取りできずに断られてしまう所も多いので、手放すためには心強い味方です。
古本の買い取り:ブックオフ
言わずと知れたショップです。10年以上前に利用した時は、買取りできないものは持ち帰りだったのですが、この度利用した時は買取りできないものも処分してもらえるということで安心して持ち込むことが出来ました。また、自宅まで取りに来てもらえるサービスもあるので、重い書籍類を手放すには心強いお店です。
どちらも「手放す」為にはとても役立ちました。
ものにもよるのですが、衣類(4袋分)は1000円ほど、本(ダンボール1.5箱分)は1800円ほどで引き取ってもらえました。
ただし、どちらもそこまで高価買取にはならないので、手間を惜しまないor手間をかけた以上の売上になると思えば、別のショップやフリマアプリ、オークションなどに出してみるのもいいと思います。
繰り返しますが、手放すまでが「捨てる」作業です。
せっかくまとめたものがいつまでも手元に残ってしまったり、やっぱり捨てられない〜とならないように、手から離れるまで責任をもって作業してあげるのが大事です。
出会えてよかった!こんまりさんの本から学んだこと